皆様にご協力いただきました3年間のアートボランテティアアンケート調査の報告書が完成しました。下記をクリックしてください。報告書のダウンロードページが開きます。
2021アートボランティア調査報告書はこちらをクリックしてください。
多世代にまたがる文化事業とまちおこし事業に関わるボランティアスタッフの意識調査とボランティア活動のための調査と実践
主催 特定非営利活動法人 音楽の架け橋メセナ静岡
プロジェクトチーフスタッフ 繁田和美
プロジェクトスタッフアドヴァイザー 深野裕士
プロジェクト統括 高橋晃一郎(音楽の架け橋メセナ静岡事務局)
静岡県文化財団 ふじのくに文化プログラム推進事業助成
ふじのくに未来財団団体指定助成
2021年2月27日 静岡県内でおこなわれているアートイベント、コンサート、まちおこしイベントなどに
参加をしているボランティアと主催者を対象におこなった調査の報告会を開催しました。
昨年度から引き続き、静岡県内の文化活動に関わる方々にアンケートやインタビュー調査をしてきました。
この会は、今年度の活動報告、調査についてゲストの皆さんから活発なご意見をいただきました。
ご協力ありがとうございました。
ゲスト
■井原 麗奈 氏
(静岡大学地域創造学環 准教授 )
■大石 歩真 氏・兒玉 絵美 氏
(NPO法人クロスメディアしまだ 理事長・事務局長)
■山本 由加 氏
(認定NPO法人しずおか環境教育研究会【エコエデュ】 理事長)
アートボランティア・ナウ 2021
令和2年度報告会は終了しました。
コロナウィルスによる感染を防ぐために、今年はオンラインでの配信となりました。
アートボランティア・ナウ
2020
2020年2月19日 静岡県内でおこなわれているアートイベント、コンサート、まちおこしイベントなどに
参加をしているボランティアの皆さんと主催者を対象におこなった調査の報告会と座談会を開催しました
私たち音楽の架け橋メセナ静岡について
市民が自由にコンサートやアートイベントに参加できない仕組みが存在する?
2006年にメセナ静岡を設立したときに感じたことです。21世紀にはいっていまだ存在する「未就学児童は入場できません」この言葉を、自らのコンサートを知らせるチラシやフライヤーに書かずにいられないのはなぜなのだろうか?音楽業界ではきわめて当たり前だったこのことが、メセナ静岡を設立したメンバーにはたいへんな疑問でした。ならば、子供も大人も一緒に聴けるコンサートを僕たちでやってしまおう。せっかく生の演奏を聴くのに素敵な会場もあったほうがいいよね、そこも準備しよう。お父さんもお母さんも私もみんなも、ちょっとおめかししてコンサートに行けたら楽しいんじゃない?そこで出会う音楽は、いつも耳にしているアニメや童謡ばかりではなく、素敵なメロディを、さまざまな音色を奏でる楽器と楽器を自由に扱う音楽家のお姉さんやお兄さんたちに演奏してもらおう。知ってる曲があったら歌っても良いよとステージから呼びかける自由な空間はこうして生まれました。あるときコンサートのなかで障がいのある子どもを連れた方から、みなさん演奏に学校や施設に来てくれるけど、ホールでコンサートに参加したことは初めてです。といわれました。そこでメセナ静岡のメンバーはまた考えました。もしかして車椅子の人たちは、知的障がいのある子供たちは、自由にコンサート会場に音楽を聴きに来ることができないのだろうか? そこで静岡県内の音楽ホールや施設にアンケート調査をしました。2011年3月の東北大震災の後です。車椅子の方の避難や子供達やお年寄りがコンサートやイベントに参加した時の避難や誘導方法など、みんなが安心してコンサートに参加できる場所や方法を知りたかったのです。その調査の結果から作成した冊子が「障がいを持つ児童と家族がコンサートの参加した際の注意点」です。現在は静岡県でも0歳から参加できるコンサートや親子で参加できるコンサート、バリアフリーのコンサートはとても増えました。当然、メセナ静岡の名前や仕事の内容を知っている方は少ないです。メセナ静岡が提供するコンサートは参加者みんなで作るコンサートが基本です。演奏家が挑戦したい素晴らしい曲、みんなが聞きたい素敵な曲、みんなで踊れる楽しい曲。演奏家とお客様だけではなく、様々な方にコンサートを成功させるために協力をしていただいています。当日のボランティアに参加をする方もいます。就労支援のNPOと協力して支援中の方がさまざまな仕事を経験するために研修で参加をしています。生まれてから毎回参加している子供達が小学生になってから自主的にプログラムの配布をお手伝いしてくれるようになりました。設立以来、メセナ静岡はさまざまな手法で音楽をたのしむためにいろいろなジャンルに取り組んできました。現在は音楽を通じた社会貢献活動だけではなく、静岡県内で企業や行政と協力して音楽や現代アートの開催協力、大学と共同でアートマネージメントの実践やさまざま調査も行っています。